「ネットワークビジネスって、なんだか胡散臭い…」
そう感じたことはありませんか。
その直感、実はかなり的を射ています。
この記事では、多くの人がネットワークビジネスに対して抱く「胡散臭さ」の正体を、5つの具体的な理由とともに徹底的に解説していきます。
大切な友人や人間関係を失ってしまう前に、ぜひ最後まで読んでみてください。
ネットワークビジネスが胡散臭いと言われる5つの理由
ネットワークビジネスがなぜこれほどまでに「胡散臭い」というイメージを持たれてしまうのでしょうか。
その背景には、多くの人が経験する共通の理由が隠されています。
ここでは、その代表的な5つの理由を掘り下げていきます。
理由①：稼いでいない人が「稼げる」と言うから
ネットワークビジネスが胡散臭い最大の理由は、実際に稼いでいない人が「誰でも稼げる」と勧誘してくる点にあります。
彼ら自身もまだ成功しておらず、あなたを勧誘することで得られる紹介料がなければ、利益が出ないのが実情です。
にもかかわらず、さも自分が成功者であるかのように振る舞い、夢のような話ばかりを語ります。
この矛盾した言動こそが、多くの人に「胡散臭い」と感じさせる根本的な原因なのです。
理由②：人間関係が金銭関係に変わるから
ネットワークビジネスを始めると、これまで築いてきた大切な友人関係が、お金儲けの手段へと変わり果ててしまうことがあります。
食事や遊びに誘われたと思ったら、延々とビジネスの勧誘話をされるなど、相手を金づるとしか見ていないような行動が目立ち始めます。
このような経験を一度でもすれば、「あの人とは距離を置こう」と思われても仕方がありません。
結果的に、お金を稼ぐどころか、かけがえのない友人を失ってしまうのです。
理由③：「誰でも簡単に稼げる」という謳い文句が嘘くさいから
「誰でも」「簡単に」「権利収入」といった甘い言葉で勧誘してくるのも、ネットワークビジネスが胡散臭いと思われる典型的な理由です。
本当に良い商品やビジネスモデルであれば、そのような誇大広告に頼る必要はないはずです。
しかし、実際にはごく一部のトップ層しか稼げない仕組みであるため、新規会員を集めるために魅力的な言葉で誘い込むしかありません。
冷静に考えれば、そんなうまい話が世の中に転がっているはずがないと、多くの人が気づいています。
理由④：成功者のイメージが胡散臭いから
ネットワークビジネスの成功者として紹介される人物像も、胡散臭さを増幅させる一因です。
高級車やブランド品をSNSで見せつけ、タワーマンションでのパーティの様子を投稿するなど、いかにも「成功者」というイメージを過剰に演出します。
しかし、その実態は借金をして作り上げた虚像であるケースも少なくありません。
本物の成功者ほど、自らの富をひけらかすような品のない行動はしないものです。
理由⑤：商品ではなく「儲かる話」を売っているから
ネットワークビジネスの多くは、商品の品質や魅力を伝えるのではなく、「このビジネスに参加すれば儲かる」という話ばかりを強調します。
本来、ビジネスとは優れた商品やサービスを提供し、その対価として報酬を得るものです。
しかし、彼らの目的は商品を売ることではなく、あなたを会員にして紹介料を得ること、そしてさらに新しい会員を勧誘させることにあります。
商品が二の次になっている時点で、そのビジネスモデルが健全でないことは明らかです。
ネットワークビジネスが胡散臭いのは2つの仕組みのせい
ネットワークビジネスに「胡散臭い」というイメージがつきまとうのは、その独特なビジネス構造に原因があります。
一見すると合法的なビジネスに見えても、その実態は多くの人が不信感を抱く仕組みになっているのです。
ここでは、その胡散臭さの根源となっている2つの仕組みについて解説します。
仕組み①：ねずみ講と誤解されやすい
ネットワークビジネスが胡散臭いと思われる最大の要因は、違法である「ねずみ講」と構造が酷似している点です。
ねずみ講は商品の実態がなく金銭の配当が目的ですが、ネットワークビジネスも商品流通を伴うものの、ピラミッド式の組織拡大で報酬を得る点は同じです。
このため、多くの人が「実質ねずみ講と同じではないか」という疑念を抱きます。
胡散臭いと感じてしまうのです。
法律上は合法とされていても、その境界線は非常に曖昧だと言えるでしょう。
仕組み②：紹介者だけが儲かるピラミッド構造
ネットワークビジネスは、紹介者（アップライン）が新規会員（ダウンライン）の売上の一部を報酬として得る、ピラミッド型の収益構造になっています。
この仕組みでは、組織の頂点にいるごく一部の人間だけが大きく儲かり、末端の会員はほとんど稼げないという結果になりがちです。
自分が稼ぐためには、新たな会員を勧誘し続けなければならず、常に誰かを自分の「下」につける必要があります。
このような、他者を利用しないと自分が儲からない構造そのものが、「胡散臭い」という印象を与えているのです。
だから胡散臭い！経験談で語るネットワークビジネスの3つの勧誘手口
ネットワークビジネスの胡散臭さは、その巧妙で悪質な勧誘手口にも表れています。
彼らは、あなたが断りづらい状況を巧みに作り出し、言葉巧みに契約へと誘導してきます。
ここでは、私が実際に体験したり見聞きしたりした、代表的な3つの勧誘手口を見ていきましょう。
手口①：目的を隠してアポを取るブラインド勧誘
最も古典的で悪質なのが、ビジネスの目的を隠して会う約束を取り付ける「ブラインド勧誘」です。
「久しぶりにご飯でもどう？」「すごい人に会わせたいんだ」などと言葉巧みに呼び出し、会った途端に勧誘が始まります。
これは特定商取引法で明確に禁止されている違法行為であり、この時点でそのビジネスが信用できないものであることは明らかです。
純粋に友人として会いたいという気持ちを踏みにじる、非常に卑劣な手口と言えるでしょう。
手口②：「すごい人」を会わせて説得するABC勧誘
ABC勧誘とは、勧誘者（A）、あなた（B）、そして「すごい人」とされるリーダー格（C）の3者で会う勧誘方法です。
友人である勧誘者の隣に、いかにも成功者といった風貌のリーダーが座り、巧みな話術でビジネスの魅力を語ります。
友人とリーダーの2対1という状況や、場の雰囲気に圧倒され、冷静な判断ができずに契約してしまうケースが後を絶ちません。
これもまた、断りづらい状況を作り出して契約を迫る、典型的な悪質手口です。
手口③：SNSでキラキラした生活を見せて勧誘
最近では、InstagramやFacebookなどのSNSを利用した勧誘手口も増えています。
高級ホテルでの食事や海外旅行、ブランド品など、いわゆる「キラキラした投稿」で成功を演出し、興味を持った人にDMを送って勧誘します。
「あなたもこんな生活を手に入れませんか？」という甘い言葉で誘いますが、その投稿のほとんどは借金で作られた虚像です。
華やかな生活の裏側にあるリスクや多額のローンについては一切触れず、都合の良い側面だけを見せて勧誘するのです。
「胡散臭い」ネットワークビジネスで失敗する人の3つの共通点
「胡散臭い」と言われがちなネットワークビジネスですが、実際に失敗してしまう人にはいくつかの共通点が見られます。
彼らはビジネスの本質を理解しないまま、甘い言葉に誘われてしまう傾向があるのです。
ここでは、あなたが同じ轍を踏まないために、失敗する人に共通する3つの特徴を解説します。
共通点①：儲け話にすぐに飛びついてしまう人
儲け話にすぐに飛びついてしまう人は、ネットワークビジネスで失敗する典型的なパターンです。
彼らは「誰でも簡単に稼げる」という言葉を鵜呑みにし、ビジネスモデルのリスクや実態を深く考えようとしません。
楽して大金を得たいという安易な考えが、冷静な判断力を曇らせてしまうのです。
しかし、世の中にそんな虫の良い話は存在せず、結果的に時間とお金を失うことになります。
共通点②：友人を金づるとしか見ていない人
友人や知人を金づるとしか見なせなくなる人は、必ず失敗し、人間関係も破綻します。
このタイプの人は、相手の都合を考えずに強引な勧誘を繰り返したり、人間関係をお金で測るようになったりします。
大切な友人からの信頼を失えば、ビジネスの協力者を得ることはおろか、プライベートでも孤立してしまいますよね。
人との繋がりを金儲けの道具としてしか見られない時点で、ビジネスパーソンとして失格です。
共通点③：初期投資や維持費を考えず始めてしまう人
初期投資や維持費を軽視する人は、高確率で失敗し、借金を抱えることになります。
ネットワークビジネスでは、登録料だけでなく、毎月の商品購入（オートシップ）やセミナー参加費など、継続的な出費が重なります。
これらのランニングコストを計算せず、「すぐに元が取れる」と安易に考えて始めてしまうのです。
収入がないまま出費だけが膨らみ、気づいた時には多額の負債を抱えているというケースは決して珍しくありません。
ネットワークビジネスが胡散臭い件のまとめ
この記事のポイント
- 胡散臭さの根源は「ねずみ講」に似た仕組み
- 稼げない人が「稼げる」と嘘をついて勧誘する
- 人間関係の崩壊と多額の借金リスク
- 友人や知人を勧誘しない新しい稼ぎ方がある
ネットワークビジネスが「胡散臭い」と言われるのには、そのビジネスモデルや勧誘方法に明確な理由が存在します。
甘い言葉の裏には、人間関係の崩壊や経済的なリスクが潜んでいることを、決して忘れてはいけません。
しかし、友人や知人を一切勧誘することなく、インターネットを活用して堅実に収入を得る方法も存在します。
もしあなたが本気で現状を変えたいと願うなら、胡散臭い儲け話に頼るのではなく、正しい知識と努力で道を切り開いていきましょう。
